朝のワイドショーを見ていたら
「妊婦加算」なる話題。
どうやら病院を受診した時に、妊娠中の方には特別な配慮が必要なため、
診察料をいくらか加算するというもの。
(詳細はお調べ下さい←丸投げすみませんm(_ _)m)
これと近からず遠からずのお話。
私達美容師側にとっても、妊娠中のお客様は色々とハイリスクです。
最近は“オシャレで素敵なママさん”が、何かともてはやされてます。
SNSの普及から、自分の身の回りにはない「キラキラ
」の世界が目にとまるワケです。
妊娠中でも可愛く、オシャレに……
出産したらしばらく美容室に行けなくなるから、出産前のギリギリでカラーやパーマをしたい……
ハイ、これ、「ブブー」です
私が長年の経験上、妊婦さんの美容室へのご来店は、
妊娠8ヶ月まで、と思ってます。
頭には無数のツボがあり、陣痛を促進するツボもあるのです。
なので妊娠後期のヘッドスパなんて、恐ろしくてやりたくない
「もしも」があったら、どうなさいますか?
「妊娠中、美容室」などで検索すると
妊婦だとあらかじめ伝えておいたら、とても美容師さんが親切にしてくれた。
ヘッドスパのサービスがついた
(この美容師の無知さ加減にアホかと言いたい)
など、投稿されてます。
人は、
「いいところだけ」しか切り取って読まないものです。
「親切にしてくれた……」
イコール、私達はものすごく気を使うのです。
気を使うのが嫌なのではなく、
「何かあっても責任は取れませんよ」ということです。
ほんの少し前までは、「お母さん」になるのだから、なり振り構わず…………が普通でした。
もちろん時代が違いますので、お母さんも最低限のオシャレはして然るべきだと思います。
でもどうでしょう?
そんなに美容室に行けないことや、「キラキラ」ができないことは、苦痛でしょうか?
お子さんが全面的に「お母さん大好き」なんて言ってくれるのなんて
長い人生の中でたった数年です。
どうせそのうち離れていきますから(笑)
それでも、どうしてもギリギリで美容室に行かなければならない事情がおありでしたら、
いつもお通いの近くの美容室で施術することをお勧めします。