先日、長澤まさみさんをテレビで見て

『最近、こういうショートボブ切ってないな…』

長澤まさみさんのショートの感じって、私が若い頃に流行った“キョンキョン・ボブ”の刈り上げしない版みたいな
ちょっと懐かしいボブで、この所とんとご無沙汰なカットライン。

最近の女の子は、自分をきれいにみせるのが上手です(^_^)v

だから女の子達は無難にミディアムかロングの方が、
可愛さや綺麗さをアピールしやすいことを、良く知っています。

なのでちょっと個性的な『長澤まさみボブ』は、髪に負けない個性的なファッションか、
ご本人がすごくインパクトのある方でもないと、なかなかこなせない。

女の子達はそれをわかっているから、そう易々とはこんなショートにしてくれません。

そんな所へ植村の妹の『ゆみちゃん』が来店。

このゆみちゃん、結構な個性派。

植村の妹でありながら、どうも髪に関しては私の方が彼女の言わんとしていることが伝わりやすく、
いつもホシノが担当。

『とりあえずボブ。短くしたい。後はノープラン』

とゆみちゃん。

「じゃあ“とりあえず”パッツンボブで切るから、
それ見てつまらなかったら、私の思い付きで切って良い？」

『いいよ』

ゆみちゃんは照れ屋であまり会話はしない。

うっかりしたら“ぶっきらぼう”“感じ悪い”とか言われてしまうタイプだが、
私は彼女の裏表の無さが好きだ。

で、“とりあえず”パッツンボブに切って、

「もっと切って良い？」

『いいよ』

そして私はザクザクと“キノコボブ”に切ってゆく。

仕上がりを見せて

「ありがとうゆみちゃん！私、ずっとこれが切りたかったの！！」

すると彼女は黙って静かに微笑んでいました。