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桃の缶詰め ―母の思い出―

娘がまた高熱です(T_T)
嘔吐の風邪が治ってまだ10日あまり。
今度は喉の風邪だそうで、インフルエンザではないのですが、
前回も、そして当然今回も、インフルエンザの“あの”検査をされ、
『お鼻痛い~(;_;)』と、シクシク泣く娘の姿を見るのが辛くて。
私、娘の検査とか治療とか、本当に苦手なんですよ。
心の底から、代われるものなら代わりたいと思ってしまいます(ToT)

高熱を出すと私が決まって食べたくなるのが“桃の缶詰め”

何を教えたわけでもないのに、自然と親に似るものですね。
娘も熱を出すと決まって“桃の缶詰め”をリクエストします(^_^)

小さく切って、ベッドで少し体を起こした状態で、口に運んであげます。

子供の頃熱を出すと、母が必ずそうして桃の缶詰めとか、おかゆとか
食べさせてくれていたんです。

過保護って笑う人もいると思いますが、そうしてもらえると本当に嬉しかったのを覚えています。

そして今みたいに“冷えピタシート”なんていいものありませんから、
タオルを氷水に浸して絞って、おでこを冷やしてくれました。

そして必ず「苦しくない?」「頭痛くない?」と、頭をなでながらタオルを取り替えてくれましたっけ。

娘に桃の缶詰めを食べさせ終わり、頭をなでながら
「ちょっとこういうの、嬉しいでしょ?(^_^)」と聞くと
『うん(^-^)』と、ニッコリ笑いました。

「おばあちゃんもね、いつもお母さんがお熱を出すと、こうしてくれていたんだよ」
そう言って、しばらく娘の頭をなでていたのですが……

その母は、昨年11月29日、88歳にて永眠いたしました。

今週の木曜日、1月16日が四十九日で、納骨が済んだら皆様にご報告しようと思っていたのですが。
なんだか娘の高熱で、母のことを思い出しまして…………

こうして思い出してみると、私はとても母に愛情を注がれて育ったのだな………と。

優しかった母はもうこの世におりませんが、
母から受け継いだ嬉しかったことや、教えておきたいことは、しっかり娘にも伝えていきたいと思ってます。

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